「ハムスターは寒いと冬眠しちゃうって聞くけど、どれくらいの温度になったら冬眠しちゃうの?」という疑問をよく耳にするよね。
実は飼育用ハムスターが冬眠することは滅多になく、すると冬眠と似た状態になる疑似冬眠と呼ばれるもの。だけどハムスターの疑似冬眠は命に関わるから、絶対にハムスターが疑似冬眠するような気温にならないようにするべきなんだ。
この記事では、ハムスターが疑似冬眠する温度はどれくらいなのかについてや、部屋の気温は何度くらいに保ったら良いのかについて解説するよ!
ハムスターの疑似冬眠とは?
ハムスターの疑似冬眠は「冬眠」という言葉が使われているけど、実態は「重度の低体温症」なんだ。
外部気温が低すぎて、ハムスターの身体が体温調整できないときに低体温症が起きるよ。人間でも雪山で遭難したり、冬の川に落ちたりしたら低体温症になっちゃうよね。
ハムスターの身体は人間のよりも弱いから、雪山や川じゃなく、寒い室内でも低体温症(疑似冬眠)してしまうことがあるんだ。
じゃあ部屋の気温が何度くらいまで下がると「疑似冬眠の危険性」があるのかについて解説するね。
ハムスターが疑似冬眠する温度は?
ハムスターの疑似冬眠が始まるのは10度〜15度と言われているよ。
10度以下になるとかなり危険な状態と思った方が良いかも…。
日本だと多くの地域で夜間は10度を下回ると思うから、暖房器具なしでハムスターが冬の夜を越すのはかなりしんどいことがわかるね…。
本格的な冬が始まる前に、ハムスター用のヒーターを用意してあげたり、床材を多めに入れてあげたり、何かしらの寒さ対策をしてあげるようにしよう。
部屋の気温は何度に保つべき?
ハムスターが疑似冬眠しないようにするために、部屋の気温は何度くらいに保てばいいか。
結論から言うと、部屋の気温は20度〜25度に保つのがベスト。
ハムスターの身体が1番ストレスなく過ごせる温度が20度〜25度だから、部屋の気温もそれと同じに保ってあげればOKってことだね。
20度〜25度に部屋の気温を保ってあげればハムスターは気持ちよく過ごすことができるし、もちろん疑似冬眠になることもないよ。
もしくは電気代を節約するなら部屋の気温を20度〜25度に保つのではなく、ハムスター用ヒーターを使ってケージ内の温度を20度〜25度に保ってあげるのも良いと思うよ!
ハムスター用のヒーターは下記の記事を参考にしてね!
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もしハムスターが疑似冬眠してしまったら?
もし部屋の気温が寒くなっているの気づかずハムスターが疑似冬眠してしまったら、いきなり身体を暖めるのではなく、少し身体を暖めて起こしてあげよう。
いきなりカイロやヒーターで身体を急激に暖めると、ハムスターの身体に大きな負担がかかってしまうんだ。特に心臓への負担がすごくて、急激に身体を暖めた反動に心臓が耐えられず、そのまま亡くなってしまうことも。
冷たくなっているハムスターを見つけたらすぐに暖めてあげたくなる気持ちはわかるけど、本当にハムスターを助けたいなら、まずは部屋の温度を上げて、最初は人間の手のひらなど人肌で徐々に暖めてあげるようにしよう。
疑似冬眠してしまったハムスターの正しい起こし方については下記の記事を参考にしてね。
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まとめ
今回はハムスターが疑似冬眠しやすくなる温度や、部屋の気温は何度くらいに保つべきかについて解説したよ。
ハムスターの身体は人間よりも繊細だから、部屋の温度は意識的に調整してあげてね。
- 部屋の温度は20度〜25度に保つ
- 20度以下になってきたら暖房を付ける
- 10度以下は絶対にNG!
じゃあ、またねー!