大切なハムスターが疑似冬眠したら心配だよね。
一刻も早く身体を暖めて、目を覚まさせたいと思う人も多いはず。
だけどいきなり暖めるとハムスターの身体がびっくりして、そのまま亡くなっちゃうこともあるから、疑似冬眠からは正しい手順で起こしてあげることが大切。
そこで当記事では、疑似冬眠したハムスターの起こし方について解説するよ。
疑似冬眠したハムスターの正しい起こし方を知って、ピンチのハムスターを救う術を身につけよう!
ハムスターの疑似冬眠と死後硬直の見分け方
疑似冬眠したハムスターの起こし方の前に、疑似冬眠と死後硬直の違いを軽くおさらいしておこうね。
疑似冬眠の場合はまだ目を覚ます可能性があるけど、死後硬直の場合は身体を暖めると腐敗を進行させてしまうから気をつけてね。
部位別に疑似冬眠と死後硬直の特徴をまとめたから、疑似冬眠の特徴に当てはまるか確認した後にハムスターを起こそう。
部位 | 疑似冬眠 | 死後硬直 |
---|---|---|
目 | 閉じている | 薄く開いている |
手・足 | ピンク色 | 紫色 |
呼吸 | 軽くしている | していない |
身体 | 僅かに柔らかい | 硬い |
体温 | 僅かに温かい | 冷たい |
ヒゲ | 僅かに動く | 動かない |
毛並み | 整っている | 乱れている |
[st-card id=850]
疑似冬眠したハムスターの起こし方
疑似冬眠したハムスターを起こす手順は以下の5つ。
- ハムスターを暖かい部屋へ
- 人肌でハムスターを暖める
- ヒーターやカイロで暖める
- 暖めたミルクやはちみつを与える
- 元気が出るまで最低1日見守る
ハムスターが冷たくなって動かないと、慌てて「③ヒーターやカイロで暖める」からしちゃいそうだけど、いきなり急激に暖めるのは心臓に大きな負担がかかってハムスターが死んじゃう場合があるから気をつけてね。
ハムスターの身体を暖めるなら「少しずつ暖める」を心がけよう。
それじゃあ正しい起こし方の手順を1つずつ詳しく解説していくね!
部屋の温度を25度以上に
まずはエアコンなどを付けて部屋の温度を上げよう。
最低でも25度以上。部屋の空気が暖まるとハムスターの身体をじんわりと暖めてくれるよ。
もしくは家の中にすでに暖まってる部屋があるなら、ハムスターを連れて暖かい部屋に移動しよう。
人肌でハムスターを暖める
部屋の温度を25度以上にすると同時に、ハムスターを人間の体温で暖めよう。
手のひらが暖かい人は手のひらで、手のひらが冷たい人は腕や太ももなど体温の高い場所で暖めてあげてね。
人肌で暖める時間の目安はおよそ30分。この段階でハムスターが目を覚ますこともあるから、ハムスターの様子を見ながら暖めてあげよう。
ヒーターやカイロで暖める
人肌で30分ほど暖めたら、いよいよヒーターやカイロを使って暖めてあげよう。
ここでも直接ヒーターやカイロをハムスターに当てると、ハムスターの身体に負担がかかってしまうので、ヒーターやカイロをタオルで包むなどして間接的に暖めることが大切だよ。
暖める時間の目安としてはおよそ1時間。それでも目を覚まさない、まったく変化が見られない場合はすぐに動物病院へ連れて行ってあげてね。
[st-card id=713]
暖めたミルクやはちみつを与える
ハムスターが目を覚ましたら、身体に栄養を与えつつ、体内の温度を暖めて上げることが大切。
体温程度(35度くらい)に暖めたミルクを与えたり、お湯にはちみつや糖分を溶かしたものを綿棒やスポイトなどで与えたりしてみよう。
もしハムスターが飲みづらそうにしていたら、その子が飲みやすいように調整しながら少しずつ栄養のある暖かいものを与えてあげてね。
元気が出るまで最低1日見守る
ハムスターが目を覚ましてからも、最低1日は細かく様子を見てあげてね。
疑似冬眠はハムスターが死に直面したときに起こる防衛現象だから、目を覚ましたとしても身体が弱っているのは確実。
部屋は暖かくして、栄養価の高い食べ物を与えて大事にしてあげよう。
動物病院が営業していれば、念のため動物病院にも連れて行ってあげると安全だよ。
【再発防止】ハムスターが疑似冬眠する温度は?
ハムスターが疑似冬眠してしまうのは、ハムスターのいる部屋の気温が低すぎるのが原因。
再発を防止するには、部屋の温度をハムスターが過ごしやすい温度に保ったり、ヒーター等を使ってハムスターがいる空間だけを暖めたりするなど寒さ対策が必要だよ。
ハムスターが快適に過ごせる温度は20度〜25度と言われているから、部屋の20度を下回ったらエアコンをつけるなりハムスター用ヒーターを使うなりないかしらの寒さ対策をしてあげよう。
ハムスターの一生は2年〜3年。短い命だけど、生きている時間が充実した時間になるように温度調整は気をつけてやってくれると嬉しいな。
[st-card id=852]
まとめ
今回は疑似冬眠したハムスターの起こし方について解説したよ。
ハムスターは疑似冬眠と死後硬直の区別が付きにくいけど、まだ助かる命の可能性もあるから正しく見極めてあげよう。
疑似冬眠で眠ったハムスターを起こすときはいきなり暖めるのではなくて、人肌を使ってじんわりと正しい手順で暖めてあげてね。
じゃあ、またねー!